サークル4Hが手掛けた本作『労倫行』は、まさに羞恥系シチュエーションの究極形ともいえる作品です。「本番シーンなし」という挑戦的なアプローチながら、緻密な演出と独特の倫理観をテーマにプレイヤーの心を掴む内容に仕上がっています。
審査生となった少女たちが、自らの身体を用いて受験生の倫理観を試す「労倫行」という荒唐無稽な教員採用試験を通じて繰り広げられる物語を楽しむことができる作品です。

本作の大きな特徴として、本番行為が一切描かれない点が挙げられます。代わりに、羞恥をテーマにした多彩なシチュエーションが展開されます。「下着姿を見せる」「全裸鑑賞」「肛門の検査」などの羞恥審査が段階的にエスカレートしていき、ヒロインたちの心境や表情の変化が繊細に描写されています。この「羞恥心の段階的な高まり」が、プレイヤーの想像力を掻き立て、独特の緊張感を演出しています。

また、本番描写がないからこそ、ヒロインたちの表情やセリフが物語の重要なポイントとなっています。涙を浮かべながらも試験を乗り越えようと奮闘する姿に、つい股間がイキリ立つプレイヤーも多いでしょう。

「労倫行」という設定自体が極端でありながら、その中で描かれる倫理観と羞恥心のせめぎ合いは独特のリアリティを生んでいます。プレイヤーは、荒唐無稽な試験の中でヒロインたちが感じる羞恥と、それを耐え抜く姿に共感しつつ、時折笑えるようなユーモアをも感じることができます。

ストーリーの流れも丁寧に作り込まれており、序盤の「身体測定」や「下着チェック」などから始まり、徐々にエスカレートしていく試験内容がスムーズに展開されます。
後半では「性器鑑賞」や「性癖適合審査」など、プレイヤーの好みを直撃するシーンが盛り込まれ、興奮の連続が波のように押し寄せます。

羞恥系シチュエーションに特化した内容であるため、プレイヤーの好みが分かれる作品でもあります。特に後半に進むにつれ、描写が過激かつ特殊なものになっていくため、羞恥表現が苦手な方やハードなシチュエーションに抵抗がある方には向かないかもしれません。

ただし、そうした描写を楽しめるプレイヤーにとっては非常に濃密で満足感の高い作品であることは間違いありません。

『労倫行』は、「本番なし」でありながら羞恥描写を極限まで突き詰めた一作です。
サークル4Hの得意分野である羞恥シチュエーションがこれでもかと詰め込まれ、心理描写やストーリーの作り込みも秀逸です。「羞恥系」が好きな方や、倫理観をテーマにした作品に興味がある方にはぜひ手に取ってほしい作品です。

「羞恥シチュエーションがこれでもかというほど詰まっていて満足度が高い。」

「これまでの作品と比べて誘惑系の要素が強く、ヒロインの反応がかわいい。」

「挿入シーンは一切なし。本番を期待して購入すると肩透かしかも。ただ、羞恥描写が濃密だから楽しめた。」

「複雑な分岐がなく、一本道なので気楽に進められる。」

「羞恥心を全面に押し出した描写が多いので、苦手な人には厳しいかもしれない。」