
耳かき、顔剃り、時計修理――ただそれだけなのに、なぜこんなにエロい?優しく寄り添う“はこべらさん”と過ごす二泊三日。耳を甘噛みされたり、汗を舐め取られたり、遠くで響く花火を聴きながら肌を撫でられる…。決して直接的じゃないのに、気づけば心も身体も蕩けていく――。時計の修理音すら癒しに変わる、じんわりエロスが染み込む耳かき音声作品!
目次

作品レビュー
夏の終わり。未だ宿題を残している気がする人は道草屋へどうぞ。
"お久しぶり、ですね"
"いつもありがとうございます。旦那様も……お変わりなく"
"よろしかったのですか? いつものわたくしの部屋で"
"寝苦しいことは、ないと思いますが……冷房もございませんので"
"(くすっ) 精一杯、務めさせて頂きますね?"
酷暑続きの夏が終わりました……。
限られた暇をぐだぐだと浪費しつつ、
これも夏休みの醍醐味さと嘯くうち、平成最後の夏が終わりました……。
夏前に作った「やりたいこと」のリストは、今年もやり遂げられることなく破り去られ、
晩夏のころには訪れた焦燥と後悔は、もはや旧友のようですらありました。
はい! そんな切ない夏を過ごした方に朗報、
急いで道草屋に宿泊の予約を入れましょう。
まだだ! まだ夏は終わらんよ!!
一日目は定番のお耳弄り……からの、ちょっと変わった趣向まで
"ん? ……シェービング用のシャボンですよ"
"クラッシック・シェービング、というものです"
”偶にはわたくしも、変わったことをしてみたいので”
…
"お知らせはしておりませんが……お嫌でしたか? (くすっ) 断らない方ですね"
本作は三編構成 (一泊目、二泊目の前半・後半)。
全体では3時間弱という大満足のボリュームだ。
連泊だからね。たっぷり癒されても仕方ないね。
一泊目は耳を甘噛みしてもらったり、耳かきをしてもらったり、顔剃り…的な何かをしてもらったり (無資格だから仕方ないね)。
アールグレイの香り、氷の冷たさや、顔を撫でるヘラの感触が、耳から伝わる音のみから再現されるクロス・モーダルな経験は、環境音にまで徹底的に拘る[桃色CODE]だからこその職人技だ!
おや、はこべらさん曰く、明日は村の夏祭りだそうですよ。
でも、はこべらさんは留守番だそうな。
時計修理のはこべらさん
"旦那様? 行かなかったんですね。お祭り"
"それとも……これからご出立ですか?"
"ん? ああ、工具箱とボンボン時計。壊れておりますが……修理中なんですよ"
"花火まで、まだ時間がありますから。もう一息ですので、それまでに"
……ってことは私も残れば二人きりじゃないっすか! ヤダー!
などと期待しても、いきなり色っぽい展開にはならないよ?
居残りのはこべらさんは、壊れた古時計の修理をするらしい。
そんな訳で二日目の前半は、タイトル回収のパートに当たる。
修理の音と、戦前のジャズと、虫の音だけが響く大人の空間。
渋い! 実に渋い癒し音声だなぁ。
本作のメインとも言えるトラック"時計修理のはこさん"は、ループ化が可能な音源であり、作業用BGMにもピッタリ。
台詞はないが、時々聞こえるお姉さんの吐息がグッドだぜ。
完成したときの静かに喜ぶはこべらさんも可愛い。
ちょっと……エロ過ぎるんじゃないですかね?
"んふ。うふふ。あらぁ、不思議ですねぇ?"
"旦那様の、お汗って、こんなにぬるぬるしておりましたっけ?"
"とってもお熱い場所も、ございますし"
…
"手探りですから、よく、分かりませんが……なんなんでしょう? これは♡"
Hなことはしない約束で、遠くの花火を聴きながら、汗の匂いを嗅ぎあったり、汗の雫を舐めてもらったり、熱くなってヌルヌルの汗が出る身体のどこかを撫でてもらったり…。
あれ? もうHな展開が始まってね?
(つまりキング・クリムゾンですね! わかります)
ほとんど自分から誘ったくせに、「旦那様のすけべ」なんて叱られた日には、ぼかーもおっ! 辛抱堪らんのですよ!!
このパートはマジでおすすめ。超エロい。
みんなが帰って来る前に事後の片づけって……浪漫だよね!
"この浴衣、もう着替えた方が良いですね"
"このまま横になると、きっと気持ちが悪いですよ。そんなに暑かったんですか?"
"ああ、下着まで。全部着替えてしまわないと、拭けませんね?"
"タオルは新しいものを置いておきますので、そちらの方は後程ご自身でお拭きください"
"それとも、また騙して拭かせるおつもりですか?"
最後に栗の花の香りがする汗を一つ飛ばしたら、
事後の熱を冷ましつつ、みんなの帰りを待とうぞ。
ちなみに夏祭りに行った若い娘さんたちの様子は、付録の数コマ漫画にて語られている。
いやあ「きらら系漫画」みたいな、ゆるふわ空間の裏で、まさか、あんな情事があったとは……とか考えてみると、本作のエロさが一段と際立つので、是非ご一読を。
今回で、はこべらファンが大量に増えたのではと思ふ夏の終わり。
(レビュアー : 菊丸)
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